院内設備Equipment
- 心電図
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虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、不整脈(心房細動、期外収縮等)、心不全、高血圧症などの循環器疾患、
他疾患の二次的変化を診断可能です。マスター運動負荷は階段昇降負荷による狭心症や不整脈の診断に有効です。
- ホルター心電図
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ホルター心電図は、小型軽量の装置を身につけて、日常生活中の長時間の心電図を記録して、これを解析して観察する検査です。
不整脈と冠動脈が痙攣する冠攣縮性狭心症は、労作と無関係に夜や早朝に多く見られます。
このため、短時間の心電図検査や負荷心電図検査では診断がつかないため、実生活の中で心電図を記録し続けるこの検査が欠かせません。
日常生活で不整脈や心筋虚血が起きるかどうか、あるいは症状が心臓に起因するのかどうかがわかります。
また、最高、最低心拍数や不整脈の種類、数、発生時間や心拍数との関係などから、不整脈の診断やペースメーカーの機能評価、薬物治療効果を判定することができます。
装着した日は入浴はできませんが、他は何をしても大丈夫です。当クリニックでは世界で一番小さいホルター心電計(重さ40g5cm以下)を使用しています。
- 一酸化炭素ガス分析装置
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禁煙外来における検査として、喫煙の客観的指標となる呼気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定する「呼気一酸化炭素濃度測定」があります。
喫煙者の呼気CO濃度は通常8ppm以上であり、常に「異常値」となるので、禁煙の動機づけに役立ちます。
一方、呼気CO濃度はその半減期が3~5時間と短く、禁煙後すぐに正常値に戻るので、禁煙を継続する励みになります。
呼気CO濃度は1日の喫煙本数とほぼ同じ値になることが多いとされています。禁煙外来では、来院毎にチェックします。
- 超音波検査
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頚部エコー検査は、甲状腺、左右の頸動脈の動脈硬化の程度、乳腺エコー検査は乳がん、
乳腺症の有無、心エコー検査は、弁膜症、心筋症、動脈瘤、中隔欠損症、心不全の有無や心機能をチェックします。
腹部エコー検査では、肝、胆、膵、腎、脾、膀胱、前立腺や腹水の有無などをチェックします。
- 内視鏡スコープ
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胃内視鏡検査では、スコープ挿入時の患者さんの負担を、いかに軽減するかが大きな課題です。
当クリニックでは、超小型CCDの採用により、経鼻挿入も可能な究極の細径化を実現したオリンパス社製GIF-XP290Nを導入しています。
先端部外径は5.4mm、軟性部外径は5.8mmで、通常の経口挿入のスコープに比べて、約5mmの細径化を実現した高画質スコープです。
また、挿入性に優れた4方向アングル機能も搭載しています。
無痛内視鏡、経口内視鏡検査には、先端部外径8.9mmと細径ながらハイビジョン対応CCD搭載のGIF-H290を使用しています。 先端弯曲部長の短い小回りの利く操作性に優れた細径スコープです。
大腸内視鏡検査では、非常に鮮明な画像が得られる高解像度CCDを採用し、また、スコープの硬度を自由に変えられる硬度可変、 屈曲部のスムーズ通過をサポートする受動弯曲、高伝達挿入部の機能を持ち挿入性に優れたオリンパス社製CF-Q290Iを用いています。 さらに、従来のスコープより高視野角(140°→170°)になり、襞に隠れた病変も見つけやすくなりました。 もちろん、ポリープ切除をはじめとする各種の内視鏡処置・治療にも優れた操作性を発揮します。
- NBIシステム
- 当院では内視鏡検査において、早期発見と患者さんの苦痛軽減を図ることを 第一に考えながら、最新の技術を導入し対応してきました。 そして、新たに導入したのが、「NBI内視鏡システム」です。
NBIは、特殊な波長の青色光と緑色光を内視鏡の先端よりあてることで、 粘膜の血管を浮かび出させ、がんを見つけやすくする技術です。 青色光は、浅い部分までしか光が届かないため毛細血管の観察に、緑色光は、深い部分まで光が届くので太い血管の観察に使用されています。
それにより、色の違いが強調されよりはっきりと血管の状態を確認することができるようになりました。